2013-01-01から1年間の記事一覧

A

http://bccks.jp/bcck/118591/info これアップしたの1月2日の真っ昼間だけれど、よいお年を! いまから帰省するんで京都にもどってきたらまたもろもろ追記します。

20131230

あの娘はキュート 死ぬほどキュート 死ぬまでキュート 死んでもキュート 墓場でキュート 焼き場でキュート 白くてキュート 光ってキュート OH! ユー・ソー・キュート 踊る機械 愛の機械 OH! ユー・ソー・キュート アメリカ生まれのアンドロイド 心の冷…

20131229

28日(土) 7時前起床。昨夜は軽くひっかけて眠るつもりだったのが、ついつい夜遊びをしてしまって、結局3時過ぎまで部屋でひとりYouTube相手にクスクス笑っていた。起き抜けのしんどさをおぼえるたびにもう夜更かしは金輪際やめようと思うのだが、なかなか…

20131227

点描法の絵のように日々が流れていく。点はラリっていなくて意識のしっかりとあるときだ。 (中島らも『バンド・オブ・ザ・ナイト』) 10時起床。おもてにある水場で歯をみがいていると日射しの色に染め抜かれた空気をひっかく白い描線が目につき、おもわず…

20131226

首狩りママは考える。なぜ世界は牛の糞でできているのか。なぜ排水溝は小便で一杯でときどき胎児が流れてくるのか。なぜ影は実体の一部であることを主張しないのか。なぜ人々はアイデンティティという幻想に憑かれるのか、なぜ猫は愛情過多のためにカーペッ…

20131225

君は大麻事件で保釈になった後すぐに、突然、こんな電話をよこしたことがあった。 「俺、フーコーのことがわかったぞ。拘置所のなかで読んでたんだ」、 と君が言った。 「フーコーって、ミシェル・フーコーのこと?」、 と僕が言う。 「そうだ。フーコーって…

20131224

この本は、評価を拒絶するかわりに、全ての人に向かって開かれている。そういう意味で「聖書」の一種である。 (鈴木創士『中島らも烈伝』より中島らもがエドモンド・ジャベス『問いの書』について書いた書評の一節) 10時起床。(…)と遊園地にいく夢を見た…

20131223

22日(日) 6時半起床。(…)さんと職場でどつき合いのケンカをする夢を見た気がする。8時より12時間の奴隷労働。先週にひきつづき体重を計ってみたところ、食後でもないにもかかわらずやはり60キロあった。順調に増えている気がする。いよっし60キロキープ…

20131221

僕たちは死者の声を聞く。いくつもの声が頭のなかに響きわたる。ときどき死者たちの生前の姿が僕には見える。それは死者の姿をしている。 (鈴木創士『中島らも烈伝』) 6時半起床。目覚めるなりゲロを吐きそうな胸のわるさをおぼえた。昨夜(…)くんとの通…

20131220

アメリカのビート作家のウィリアム・バロウズは「快楽とは物事を特殊な角度から眺めることだ」と書いていたが、それはドラッグ遍歴について語った本のなかに出てくる。バロウズはその頃アメリカのビートニクスたちのメッカになっていたモロッコのタンジール…

20131219

山上たつひこのマンガに、「娘」という字を大書したのを壁に貼って、それを見ながらマスターベーションにふける男が出てくるが、あの気持ちというのはよくわかる。女の子という存在が、柔らかな頬や丸い肩を持った実在としてではなく、まさしく「女の子」と…

20131218

信号がもうすぐ変わる。僕は決めなければいけない。右、左、上、下、生、死、等々、信号が変わるその一瞬に。僕はショーウインドウに映る自分の顔を眺めてみる。そいつは愚かそうに笑っている。左手の上に右手を組んで。なぜなのか僕にはわかる。今夜、僕の…

20131217

正直に言って、夏が終わればどこにいればいいのか、僕には今だにわからない。とっくに夏が終わった今でも。 (中島らも「頭の中がカユいんだ」) 10時半起床。ストレッチ。パンの耳2枚とコーヒーの朝食をとりながらウェブ巡回。12時より「A」推敲。16時終了…

20131216

コントや四コマ・マンガには「起・承・転・結」または「序・破・急」という鉄則があります。面白くないコントを書くためには、この鉄則を遵守しなければなりません。なぜなら、形式の完璧さこそが内容の空疎を鋭く浮き上がらせてくれるからです。 (中島らも…

20131215

窓をあける。湯を沸かす。七時だ。窓から通りを眺める。早出のサラリーマンたちがトボトボと歩いている。何だか、誰かとてつもなくえらい人が死んだ朝の風景のようだ。 (中島らも「頭の中がカユいんだ」) 6時半起床。(…)さんと両親とじぶんの四人で忘年…

20131214

その頃の京都では、「村八分」が神話的な人気を誇っていた。ビートいっぱいでタメの効いたリフと激しい踊りと、そしてマイクを蹴倒して演奏を中断して帰ってしまうアグレッシブさが僕たちをシビレさせていた。 僕は、ダムハウスでそのギタリストの山口富士夫…

20131213

ここで、重要なことは、第一に、カント的な「義務」に従うとき、多くの場合、不幸に陥るということです。カントは、宗教的な主張(神や霊魂やあの世)といったものを理論的に証明することを形而上学として論駁しました。また、現実に存在する宗教を、迷信や…

20131212

私は先ほど、十九世紀の文学者は、それ以前の楽天的な啓蒙主義を批判して、人間に内在する「悪」を見ようとした、といいました(二章)。啓蒙主義者は、人間の理性を信頼し、それがさまざまな迷妄を解消するだろうと信じたのです。カントも同様です。しかし…

20131211

ここで、カントが倫理学において重要な転換をしていることに注意してほしい。それは自由という観点から道徳性を見たことです。彼にとって、道徳性は善悪よりもむしろ「自由」の問題です。自由なくしては、善悪はない。自由とは、自己原因的であること、自律…

20131210

たとえば、或る人殺しがいるとします。それは、法的・道徳的に非難されますが、同時に、それは趣味判断の対象です。映画や小説では、しばしば犯罪者やヤクザが主人公となります。人々は、日常では嫌悪するはずなのに、映画や小説では、彼らを支持し、自己同…

20131209

先に私は、原因を認識するということと責任を追求することとを区別すべきだといいました。というのは、これを区別しないために、責任をまぬかれるために認識を避けるという傾向が出てくるからです。戦争責任の問題にかんして、そのようなことが起こっていま…

20131208

普通、自然科学における「因果性」というのは、AであればBということですね。フロイトが考えている原因というのは、Bという結果があったときにのみAという原因が見出されるということです。これはAはBを規定しない。L・アルチュセールはこれを「構造的因果性…

20131207

同様に、ある考えなり出来事なりの理解を深めるために想像でほかの人になりきって、だれだれならこれをどうみるだろう、と問うてみるのもいい。ほかの人間の精神モデルというのは前に述べたコンピュータ・プログラムのようなはたらきをするもので――頭のなか…

20131206

「われわれが『わたしはXを愛する』というときその愛ということばが意味していることの少なくとも一部は、次のようにいいあらわせるだろう。『わたしは自分自身をひとつのシステムとみなし、自分がひとつであることを肯定的に受けとめて、バラバラに分解して…

20131205

スコットランド語には、「運命 fate」とか「夢幻郷 faery」と同語源で、それまでわからなかった多くの真実が明らかになる高揚状態をさした「(死の直前の)神がかり fey」ということばがあって、民間伝承ではそのフェイにかかった人には超自然的な智や千里眼…

20131204

ディテールとディテールのあいだのディテールという切れ目がある。記述の網をどんなに細かくしても、それよりもっと小さなディテールがかならず記述からすり抜ける。これはわれわれの不注意や怠慢からくるものではなく、原則的に記述のしくみ――それが言語で…

20131203

芸術というのは、聞き手がもうすでに知っていること――もうすでに聞き手のされこうべのなかにおさまっていること――を抜けめなく利用して、聞き手に細部(ディテール)を埋めさせるものである。ウィルヘルミンと聞けばその子は金髪に決まっているし、されこう…

20131202

名前がけっして名づけられるそのものでなく、地図がけっして現地そのものでないかぎり、「構造」もけっして「真」ではない。 (あるとき列車で乗り合わせた人がピカソに、「なぜあんたはものをありのままに描かないんだ?」とつめ寄ったという。ピカソが落ち…

20131201

29日(金) 10時起床。昨夜床に着いたあたりから喉がすごく痛い。風邪っぴきだ。ゆえにのどぬーるスプレー。朝食とったのち「A」推敲。14時過ぎに(…)がやってきたので地下鉄で四条に出た。死ぬほど寒かった。はじめてファーストキッチンでハンバーガーを食…

20131128

わたしは、世界の広大な精神組織を論ずるのにひどく手を焼き、そのさまざまな部分を論ずるのにも難儀しているが、十分な注意をもってすれば、その広大な組織がいかに考えるかを語ることはできるような気がするのだ。それが何を考えているのかはまったくわか…