2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

20230531

Mr. Shortley, without appearing to give the feat any consideration, lifted the cigarette stub with the sharp end of his tongue, drew it into his mouth, closed his lips tightly, rose, stepped out, gave his wife a good round appreciative sta…

20230530

(…)and the large hulking Joy, whose constant outrage had obliterated every expression from her face, would stare just a little to the side of her, her eyes icy blue, with the look of someone who has achieved blindness by an act of will a…

20230529

The past and the future were the same thing to him, one forgotten and the other not remembered; he had no more notion of dying than a cat. (Flannery O’Connor “A Late Encounter with the Enemy”) 10時半にアラームで起床。二年生の(…)さんか…

20230528

The season was changing. Even a small change in the weather made Mrs. Cope thankful, but when the seasons changed she seemed almost frightened at her good fortune in escaping whatever it was that pursued her. (Flannery O’Connor “A Circle …

20230527

A coarse-looking orange-colored sun coming up behind the east range of mountains was making the sky a dull red behind them, but in front of them it was still gray and they faced a gray transparent moon, hardly stronger than a thumbprint an…

20230526

They were grandfather and grandson but they looked enough alike to be brothers and brothers not too far apart in age, for Mr.Head had a youthful expression by daylight, while the boy’s look was ancient, as if he knew everything already and…

20230525

午前中に目が覚めた。微熱は続いているが、具合はかなりよくなっている。(…)一年生の(…)さんから期末テストの内容である「道案内」について質問。(…)さんからは作文コンクール用の原稿をあらためて修正したのでチェックしてほしいという依頼。 シャワ…

20230524

朝、のどの痛みで一度目が覚めたが、二度寝。次に目が覚めた際、水分を摂取したら、のどの痛みはおさまった。とはいえ、多少の違和感は相変わらずあるし、痰がからむようにもなっている。これはしかし治りかけている証拠だろう。熱もたびたび測ったが、やっ…

20230523

10時ごろ起床。ひさしぶりにまとめて寝た。ずいぶんすっきりしたと思う。しかし体のだるさはまだ抜けない。37度台の微熱もある。昨夜からひとつ気になっていることがあった、もう40時間ほどコーヒーを飲んでいないのにどうしてカフェインの離脱症状が出てい…

20230522

夜中か朝方か、一度目が覚めたときに、吐き気のきざしをおぼえた。ろくにメシも食っていないし胃液しか出ないだろうと思いながら起きあがると、すぐに脂汗のにじみはじめる感触があったのでベッドからおり、すぐそばにある快递の段ボールに顔をむけた。吐き…

20230521

11時ごろ起床。外は雨。傘を差して13舎近くの快递に出向いてトイレのタンクに入れる青色の固形物というかブルーレット的なやつを回収。そのまま最寄りのパン屋でクロワッサンとソーセージパンを買って帰宅。食し、洗濯し、コーヒーを飲みながらきのうづけの…

20230520

The old lady settled herself comfortably, removing her white cotton gloves and putting them up with her purse on the shelf in front of the back window. The children’s mother still had on slacks and still had her head tied up in a green ker…

20230519

現在は、統合失調症の原因は神経伝達物質の一つのドーパミンの過剰であり、うつ病のそれはセロトニンやノルアドレナリンの不足によると広く信じられており、統合失調症に対する抗精神病薬やうつ病に対する選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)およびセ…

20230518

前節で論じたような理論的な変遷と臨床実践の変更に関して、筆者は前期と中期との関係を認識論的発展の関係ではなく、理論的な深化によって結ばれる関係であると指摘した(…)。つまり、同一化の臨床を終えて、次に幻想の臨床に進むのではなく、分析の終わり…

20230517

ところで、こうしたサントームの臨床は、ここまでの記述からも推測されるように、神経症、倒錯、精神病というラカン派の大きな三つの臨床的な区分のうちの精神病に関する臨床であるとしばしば見なされている。また、ラカンは「倒錯は父に向けられた異本や改…

20230516

「無意識の意識化」という治療論にしたがって、根源的幻想へと向かう道程において、幻想は分析主体とともにいる分析家の存在のために転移という形で作動する。つまり、転移は幻想の産物であり、転移は幻想の一種なのである(…)。この転移幻想において音素に…

20230515

治療に効果的な転移である意識的な陽性転移に目を移そう。フロイトはそれを「友好的な、あるいは優しい親愛的感情」のものと述べている。 この転移は一般には治療状況を好転させる転移、つまり転移性治癒をもたらす陽性転移と見なされている。しかし、フロイ…

20230514

無意識的な陽性転移は、ラカンでは愛という転移に対応する。というのも、これまでに見てきたように、愛は分析を停滞に導くものであるからである。そして、陰性転移とは、愛が逆方向に転換した攻撃性に特徴づけられていることから、それも愛という転移の一側…

20230513

次に、対象aのもう一つの機能である幻想という転移を同じく分析家の欲望との関係で考えていこう。 (…) 「転移が要求を欲動から遠ざけるものだとすれば、分析家の欲望は要求を再び欲動へと連れ戻すものです。この道を介して、分析家は「a」を切り離し、それ…

20230512

ラカンは対象aは愛という囮・ルアーか欲望を支える幻想として機能すると述べている(…)。これらは転移の二つの側面に対応しており、その二側面とはよく知られた抵抗的な転移と効果的な転移のことである。ラカンにとって前者は欲動を遠ざける愛という欺瞞が…

20230511

無意識とは対象aが大文字の他者の欠如に住まうという構造を示している。 (赤坂和哉『ラカン派精神分析の治療論 理論と実践の交点』より「第六章 共時的なものとして存在する二つの臨床形態」 p.135) 10時半のアラームで起きれない。11時半前になったところ…

20230510

分析家の意図や欲望が謎であれば、分析主体は同一化する対象[a]を見出すことができず、分析家は一つの理想[I]として分析主体の前に姿を現すことはない。分析家の欲望が謎のxとして留まるためには、分析家は彼の考えや意図を分析主体に伝えないことが一つ…

20230509

議論が少々抽象的になった感があるので、ここで根源的幻想において主体が空の対象aと出会うという分析の終わりの部分を、分析主体の経験に沿って記述し直してみよう。 根源的幻想とは、主体が大文字の他者を完全にするというエディプス的な幻想である。した…

20230508

ミレールはラカン中期をセミネール第一一巻(『精神分析の四基本概念』)からセミネール第二一巻(『欺かれぬ者たちは彷徨う』)までの時間(一九六四 - 一九七四)とし、この時期に対応するラカン第二臨床を「幻想の臨床」と呼んでいる(…)。 それは端的に…

20230507

ラカン前期では「大文字の他者の大文字の他者は存在する」のであり、後者の大文字の他者は父の名[φ]であることは先に述べた。ラカン中期においては、シニフィアンの集合を中心で支えていた、この後者の大文字の他者は存在しないのである。つまり、父の名が…

20230506

対象aについては、一般的にはそれは失われた対象であり、ウィニコットの移行対象と似た概念であると言われており(…)、その具体的な現れは乳房、糞便、声、眼差しであるとされる。こうした対象aが象徴化の残余であると言われるとき、重要なのはこの対象が「…

20230505

ミレールはラカン前期をセミネール第一巻(『フロイトの技法論』)からセミネール第一〇巻(『不安』)までの時期(一九五三-一九六三)として、この時期に対応するラカンの臨床を理論的に示している。彼はラカン第一臨床を「同一化の臨床」と呼んでいる(……

20230504

大文字の他者とは、すでに第一章で見てきたように、①ランガージュの場(シニフィアンの宝庫)、②両親、③父の名(大文字の他者を支える中心的なシニフィアン)といったいくつかの意味を併せ持つ概念である。ラカンの前期理論においてはこうした大文字の他者は…

20230503

まず第一に主体は想像的ファルスである。それはペニスを持たない母に対して主体が想像するペニスであり、母が持ちたいと望むペニスである。対象関係のそもそものスタートは、このことを考慮すると、ある対象ではなく、「対象の欠如」すなわち母のペニスの不…

20230502

「分析において私たちが関わっているのはシニフィカシオン(signification:意味作用)なのです。それ以外のところに準拠枠を求めても無駄骨を折るだけです」(…)。 シニフィカシオンとは、単純には意味やシニフィエと言うことができるものであり、それはシ…