20240112

 もしかしたら、私は長い人生を生きることになるかもしれない。自分がどんなに死を待っていても、死の方がやってこなかったらどうすればいいのか。私のまわりをぐるぐる回るだけで、死が出て行ってしまったら。それは私が死から選ばれなかったということだ。そして死に忘れられたまま生きていかねばならない。あるいは死は永遠の忘却の中に私を置き去りにするかもしれない。死神は絶対にミスをしないなどと、誰が断言できるのか。そうしたら私は果てしない生を生きることになる。忘却の淵で生きることになる。数えきれないほどの思い出、数えきれないほどの苦しみ、数えきれないほどの喜びを胸に秘めて生きるのだ。人生には約束通りに運ぶことなどひとつもないのだから。
(グエン・ゴック・トゥアン/加藤栄・訳『囚われた天使たちの丘』)


  • 9時にアラームで起床。トースト二枚とヨーグルトの食事。ずいぶん前に(…)さんからもらった冷食の汤圆、結局食い切らずに残ってしまったのだが、部屋を出る前にはブレーカーを落とす必要があるので、これは泣く泣く捨てることに。というかそれでいえば、(…)さんにもらったオレンジにも全然手をつけていないままだ。フルーツ、大量にもらってもこんなふうに腐らせてしまうことが本当に多い。日本にいるときにフルーツを食う習慣がなかったし(どれもこれも高い!)、オレンジは皮を剥くのがいちいちめんどうくさい。というか、指が汚れるせいで皮を剥きながらパソコンで作業したり本を読んだりすることができない、これがじぶんにとっていちばんの難点かもしれない——と書いていて思ったのだが、そうか、あらかじめ皮だけ剥いておいて中身をタッパに詰めておけばよかった、それをちょくちょく食うようにすればよかったのだ。バカだ。こんな簡単な仕組みすら思いつかないなんて!
  • ゴミ出しをすます。洗濯物ロープに干してあるもののうち、日に灼けてほしくない一軍の街着だけ寝室に移動させる(ハンドタオルやバスタオルなんて一ヶ月以上干しっぱなしでかまわない! 南からの日差しでパリパリになってしまえ!)。スーツケースの重量が気になって、本を抜いたり加えたり、弟にあげるつもりのセーターを抜いたり加えたり、いろいろいじくるが、最終的にはええいままよ! と最初にこれでいくと決めたときの中身で押し切ることに。失敗したら失敗したで勉強代、重量超過分の一万円かそこらを払えばいいだけだ。これはゲームだ。じぶんの両手が23キロ以内であると判断したその判断が正しいかどうか、まずまずの金額を賭けた上での検証だ。
  • 南門まで歩いていってから流しのタクシーを拾うつもりだったが、大荷物でそこまで歩いていくのがまずうっとうしかった。それにくわえて、下痢というほどでもないのだが腹の調子がちょっと変で便所に何度かおとずれるはめになり、そうこうするうちにまずまずの時間になってしまったので、三年生の(…)さんにタクシーを呼んでもらうことにした。いまから大学の北門まで歩いていくので、門の入り口に一台呼んでおいてください、と。(…)さんからはすぐに了承の返信があった。いまは(…)を連れてドッグランみたいなところにいるようす。
  • 寮を出た。スーツケースをもちあげた状態で五階分の階段をおりたのだが、あ、これたぶん余裕だわ、23キロないわ、と思った。はじめて中国をおとずれたとき、重量制限ぎりぎりの荷物をもって五階分の階段をのぼった、あのときは本当に両腕が麻痺して死にそうになったものだった——と書いて思ったが、あのときよりはいまのほうが筋肉があるのか? するとこの実感この判断もやはりあやしくなるわけか。もう知らん! なんでもええわい! おもては春みたいだった。最高気温は20度。北門に到着するころにはコートの下が汗ばんでいて参った。北門沿いの車道では流しのタクシーをちらほら見かけた。わざわざ(…)さんに頼む必要もなかったかもしれない。
  • ほどなくして彼女が滴滴で呼んでくれた車が到着。トランクにスーツケースをのせて後部座席に乗りこむ。運転手は若い兄ちゃん。駅まででいいかというので肯定。電話番号を教えてくれと言われる。(…)さんからも電話番号を教えてくれとさきほど頼まれていたので、たぶんこちらの番号で車を呼び寄せたということなのだろう。それで番号を中国語で読みあげると、下四桁でいいという。こちらの告げたその四桁を運転手がナビ代わりに設置してあるスマホに入力。それで交渉成立となったらしい。
  • 駅までの道のりは10分程度だったろうか。車からおりたところで(…)さんに連絡。料金は3元ちょっとだったというので、ちょっと多めに5元支払う。それからチケットを発券してもらうために售票处をおとずれたのだが先客はいなかった。カウンター前に立ったところでリュックからパスポートをとりだしてスマホのTrip.comをひらいてとやっているうちに老人がひとりおとずれたので、中国ではそんなことするひとを見たことはないが順番をゆずった。老人の発券が終わったところであとからやってきたおばはんがものすごくナチュラルに斜めから割りこんできたので、ちょっと待てと手で制してこちらが先にカウンターにむかった(マジでこの手のババアと毎回エンカウントするのはなんなんや!)。窓口の女性は慣れない外国人相手のあれこれに手こずっているようだった。パスポート情報をいちいち入力する必要があるのだが、そのようすを見ていたおばはんが外国人かと口にするのに窓口の女性がそうだ日本人だと応じていたので、おばばんのほうに視線を向けると普通话が理解できるのかとたずねてみせるので少しだけと応じた。おばはんは怪訝な表情をくずさなかった。たぶん抖音で愛国動画ばかりみている層なのだろう。窓口の女性はこちらが指定したチケットについてすでに購入済みになっているといった。そうだと応じると、じゃあなんでここにいるのかというので、チケットが必要だからだと応じると、チケットは必要ない、あなたはパスポートだけもっていけばいいというので、ええ! となった。前回ここに来たときはチケットを発券してもらったはずだというと、必要ない、パスポートだけでいいとくりかえしいう。チケットがなければそもそもその分のreimbursementももらえないと夏休み明けに(…)からきいたおぼえもあるし、チケットなしというのはやっぱりおかしいのではないかと思うのだが——と、書いていてふと思ったのだが、今回の帰国は自費であるからチケットがあろうがなかろうがreimbursementのことは考える必要などないのだった。
  • よくわからんがルールのマイナーチェンジがあったということなのだろうとひとまず納得して駅のなかへ。例によって空港みたいな規模。なんでこのクソ田舎にこんなにも立派な駅ができたのか、いくら高铁開通記念といっても張り切りすぎだろうと思うし、居住許可証の更新のためにおとずれる役所にしてもそうであるけれども、こういう建物を見ているかぎりは地方経済の衰退なんて全然実感できないのが正直なところで、とはいえ高铁の開通と駅の新築に関してはコロナ前から進行中だった計画であるし中国経済がイケイケだった時代にもろもろ予算などを組んだのだろうから、そういう意味ではきっとすべりこみでセーフだったのだろう。この計画がたとえばあと五年遅れていたら、いったいどんなものになっていたかわからない——いや、その場合でもやはり同様に立派な駅が建てられることになっていたのだろうが、その埋め合わせとして公務員の給料がまた切りさげられるということになっていたんではないか。
  • そんな話はどうでもいい。なんも知らんくせにいっちょまえに識者ぶるなバカが。外国人なので入り口のゲートも有人ゲートを利用。恰幅のいいおっちゃんにパスポートを見せる。おっちゃんがパスポートを機械に読みとらせる。問題なし。チケットはマジで必要なかった。おっちゃんはこういうところで勤めている人物にしてはめずらしくにこにこ笑っていた。
  • エスカレーターで上階へ移動。コンビニでミネラルウォーターを買う。保安検査場でスーツケースとリュックサックをベルトコンベアにのせる。そのまま金属探知機を使ったあの検査を受ける。駅の検査も日に日に厳しくなっているよなと思う。こちらが赴任した当初は荷物のチェックこそあったものの、空港でやるみたいに金属探知機で全身をこまかくチェックされることなんてなかった。チェック係のおばちゃんはこちらが手にしているミネラルウォーターについてなにか言った。まさか空港とおなじで飲み物まで禁止なのかと驚いたが、一口飲んでみろという。それでふたをあけてひと口飲んだところ、オッケー! 問題なし! となったので、あ、ガソリンとか持ち込まないようにという意味なのかと思ってくすりと笑ったところ、なぜかおばちゃんのほうも満面の笑みを浮かべた。外国人の戸惑いがちょっとおもしろかったのだろう。
  • 夏休みに利用したときにくらべるとロビーはガラガラだった。いまはある意味いちばん旅行客が少ない時期なのかもしれない。年末年始と春節のあいだ。高铁の出発まで一時間ほどあったのでベンチに腰かけて『塔の中の女』(間宮緑)の続きを読み進めた。一年生1班の(…)くんからまた俳句のチェック依頼が届いていた。「(…)」。これまでの二句にくらべるとずっとそれっぽいかたちになっている。写真も二枚送られてくる。湖に浮かぶぼろぼろの船を写したモノクロ写真と水面が夕陽のオレンジ色をたたえているカラー写真。前者がすばらしかったので、これはそのまま本の表紙になりそうだねと絶賛しておく。肝心の句についてはまず「(…)」という単語が存在しないことを説明したのち、太陽の光に焦点をあてるのであれば「(…)」、船の影に焦点をあてるのであれば「(…)」にしたほうがいいと最低限の修正をほどこす。(…)くんはさっそく前者の句と先の写真をあわせてモーメンツに投稿していたのだが、のちほどその投稿に対して(…)くんが东洋鬼子とひとことコメントしていた。日本鬼子と同じ意味。俳句なんてやりやがって! 日本かぶれが! という意味なんだろうが、こちらがモーメンツをのぞく可能性におもいいたったのか、のちほどコメントを消去していた。あいつマジでなんも反省してねえなと思った。高二から日本語を勉強していてなおこのレベルなのだ。来学期もおれの授業出てくれるなよクソガキとつくづく思った。
  • 途中で小便に立った。ちょっと心配だったが、世界一の監視カメラ国家であるしだいじょうぶだろうというわけで、スーツケースだけはベンチ前に置いていった。小便ついでにうんこもした。やっぱり腹の調子が妙だった。下痢ってわけではないのだが、でもなんか変だなァというアレで、もしかしてひさびさの長距離移動に緊張してんのか? 年のため朝食後には整腸剤を服用しておいた。
  • 時間になったところで有人改札を抜けた。ここでもやっぱりチケットは必要なかった。本当にパスポートだけで問題ないらしい。ホームに移動してほどなく列車が到着。こちらの座席は最後尾の8号車だった。列車に乗りこむ。二列シートの窓側がこちらの指定的だったのだが、通路側に先着していたおばちゃんがこちらの姿を認めるなり、その後ろにいるおばちゃんとそろってなにやら口にした。なにいってるか全然わからんかったので听不懂で応じると、後ろの席に座っていたおばちゃんが幼子を抱えておりそれで子どもがどうの座席がどうのというので、ああ席を変わってくれということなのだなと理解した。これも中国あるあるだよなと思う。電車でも飛行機でもわりと頻繁に席を変わってほしいと頼まれることがあるのだ。子どもといっしょに座っていたおばちゃんの席に移る。通路側。座席側には若い女子がひとりいる。ちらりと見た感じ、卒業生の(…)さんを思わせる小柄な女子だったのだが、近い距離であんまりじろじろ見る気にもなれないというか、じぶんもなんだかんだで四十前のおっさんであるのだから、こういうシチュエーションでは相手を敬して遠ざけるというか、着席したあともなるべくとなりと距離を置くように、足などひろげないように肩など絶対にふれないように、まるで臆病な少年みたいに体をちぢこませるようにするのが最近は習慣になっていて、今日もおよそ一時間の移動中ずっとそんな姿勢で過ごしていた。そして『塔の中の女』(間宮緑)の続きを読み進めた。女の子はそんなこちらのびくびくした態度もつゆしらず爆睡していた。
  • (…)に到着。ひとの流れに沿って移動する。改札前の便所で小便をぶっぱなす。外国人なのでいちいち有人改札を抜けなければならない。有人改札を抜けた先はそのまま地下鉄の入り口につながっているのだが、こちらの目的は地下鉄ではなく外である。そうであるから改札を抜けたあとに係員に声をかけて外に出るためのゲートを手動でひらいてもらう必要があるのだが、その係員の女性が外に出たいのだったらそもそも友人改札を抜けるなみたいなことをいうので、いやだったら外に出るための改札のほうにも有人改札を用意しろよと思ったが、そんなこといちいち議論していても意味ないのでなにもききとれないふりをして広場へ。
  • 前回利用したカフェに移動。アイスコーヒーを注文して小一時間ほど休憩。前回は空港までタクシーで移動したのだが、そうするとどうしたって割高になる。空港から駅まではシャトルバスが出ていたわけだが、駅から空港までは出ているかどうかわからない、いや出ていないわけがないのだが乗り場がどこにあるのかわからない——というわけで先日、百度および百度地图でいろいろ検索をかけてみたところ、(…)というホテルから空港行きのバスに乗ることができるという情報をゲットしていたので、さっそくそこまで歩いていくことにした。徒歩で10分ほど。たいした距離ではないと思って歩き出してほどなく、地図上の距離がなかなかちぢまらないのでおかしいなと思ったところ、徒歩ではなく車で10分の距離だった、しかもナビに従って移動したはずがなぜかふたたび駅前に出てしまったのでなんやねんこれとなり、結局、駅前に停まっていたタクシーに声をかけてくだんのホテルまで運んでもらった。運転手のおっちゃんが後部座席のこちらになにかいうのに听不懂と応じると、じぶんは普通话があんまり得意じゃないんだみたいなことをいうので、いやいやぼく外国人ですと応じたところ、あ〜あんた外国人か! という反応があった。おっちゃんはホテルの住所を知りたいだけだった。
  • ホテルには10分ほどで到着した。途中、見覚えのある駅の前を通りがかった。(…)駅だ。いや、こちらがさっきおりたのも(…)駅であるのだが、タクシーでその前を通りがかったのは旧(…)駅というあつかいになるのか、高铁ではないふつうの火车が停車する駅だった。つまり、コロナ以前にこちらがたびたび利用した駅だ。周辺の景色にも見覚えがあった。去年の夏休みにはじめて(…)まで高铁で移動したあと、駅前広場があまりにもさまがわりしているのに驚いたものだったが、当然だ、様変わりではないのだ、まったく別の駅だったのだ。シャトルバスの発着場になっているホテルにもやはり見覚えがあった。以前ここからバスにおりてひとりで駅まで歩いた記憶があるのだ。そういうことだったのか、謎が解けたぞ〜と思った。
  • ホテルの駐車場にはシャトルバスが一台停まっていた。運転手らしいおっちゃんがホテルの玄関の段差に腰かけてタバコを吸っていたので、これは空港までいくやつかとたずねると、そうだという返事。空港まで行きたい、チケットはどこで買えばいいかとたずねると、そっちだといって小さな店を指さす。中に入る。カウンターの内側におばちゃんがいる。空港まで行きたいんだと告げる。運転手のおっちゃんもあとから入ってくる。身分証明書を提示するようにいわれたのでパスポートを渡す。あんた外国人なんだというので、日本人だ、教師をしていると応じると、ここでやっているのかというので、(…)の大学だ、日本語を教えていると返事。おばちゃんは愛想がよかった。バスに乗りこんだあともこちらを追って車内にやってきて、ターミナル1とターミナル2のどちらでおりるのだとたずね、このホテルに宿泊する予定なのだけどとTrip.comの予約画面をみせると、それだったらターミナル1だ、ターミナル1でおりたあと右手に道があるからそこをいけば二分で到着するとわざわざ親切に教えてくれた。先客は女性ひとりのみ。彼女はバスが発車したあと、大きな声で運転手とおしゃべりをしていた。地下鉄が不便だとかタクシーだと金がかかるだとか、たぶんそういう話。こちらは窓の外の街並みをずっとながめていた。
  • びっくりする事態が発生した。バスが(…)駅に立ち寄ったのだ。それもこちらがおりたあの高铁のほうの到着駅だ。そこでわらわらと乗りこんでくる乗客の姿があった。みんなチケット代わりのレシートをもっている。つまり、あの駅にもバスのチケットの売り場があるのだ、そしてここからダイレクトにバスに乗りこむことができるのだ! こちらはタクシーで発着場のホテルまで移動した分、時間と金を無駄にしたことになるわけだが、しかしどこに? どこにそんな売り場があるのだ? 赤いたすきを斜めがけにしたバスガイドみたいな女性が客といっしょに車内に乗りこんできた。女性は乗客が全員バスに乗りこんだのを確認したところでバスからおりた。彼女の姿は駅の外に出た直後に認めていた。ホテルの呼び込みかなにかだろうと思っていたのだが、シャトルバスの呼び込みだったのだ。次回は駅の外に出たあと、まずはあのたすきをかけているスタッフを見つけて声をかければいい!
  • 空港までの道中もやはり景色をながめて過ごした。こちら以外の乗客は全員ターミナル2でおりた。国際線。みんなこれから海外旅行に出かけるのだ。こちらはターミナル1で下車。そのまま徒歩でなじみのホテルに移動。カウンターでチェックイン。来るたびにスタッフの顔ぶれが変わっている。今日は一階の部屋だった。南京虫がおそろしいのでスーツケースやリュックサックはカーペットのエリアにもちこまず、玄関近くのフローリングに置きっぱなしにする。
  • ひと息ついたところで外出。とにかく暑いのでコートは置いていく。ヒートテックとセーターの二枚で十分。去年の夏休みの出国前に(…)さんといっしょにおとずれたレストランをめざして歩く。いちおう百度地图で当たりをつけつつ、なんとなくこのあたりだったよなというところまで歩いていったところ、見覚えのある店構えを発見。入る。二階に移動すると店員のおばちゃんらがむかえてくれる。皿に盛られた料理の数々がサランラップをした状態でずらりと陳列されている。サンプルではなくたぶん本物だと思う。料理のそばには丸い筒があり、その中に赤い串が何本か入っている。その串を店員さんに渡すと対応した料理を調理して持ってきてくれるという仕組み。前回食ってうまかった海老があったのだが、大皿だったので、これ半分くらいにしてくれないかとお願いしてみたところ、それはできないという返事。これひとりで全部食える量じゃないだろという感じであるが、打包すればいいかと考えて、やはり前回食ってうまかった粉丝といっしょにオーダー。
  • 当然多すぎる。ひとりで食う量じゃない。残った分は夜食として打包する。料金は100元オーバー。食い過ぎだ。ホテル脇の売店で翌日の胃朝食用にカステラっぽいパンとコーヒーとウーロン茶とミネラルウォーターを購入。ホテルにもどったあとはひとときベッドでごろごろし、水圧水量ともに最高のシャワーを浴びる。それで気合いが入った。面倒なことは先に片付けておくべきだと言うわけでパソコンをつけて日記に着手。途中、打包したものを食す。粉丝の味になんとなくおぼえのある独特の臭みを感じていたのだが、冷めたものを食っている最中に正体がわかった、たぶんナンプラーだ、(…)で無料フードとして出していた冷食のパッタイとおなじ味がしていたのだ。
  • 22時には寝床に移動。『魂と体、脳 計算機とドゥルーズで考える心身問題』(西川アサキ)の続きを読み進めて就寝。