20130425

 私には信仰があらかた失われてしまったように、希望も死に絶えてしまったように思われる。というのも、私には自分がかつてすでに信じたこと、希望したことを今ももち、確実に保っているように思われるからである。
マルティン・ブーバー/田口義弘・訳『忘我の告白』より「カテリーナ・ダ・ジェノーヴァ」)

(…)私には、他の人たちのようにこの世界のわざをなすことができないからには、自分がもはやこの世界の者でないように思われるのだ。そう、私が他の人びとのすることとして見るすべての行為は私をかき乱すのだが、なぜなら、私は彼らと同じようには行為しないし、またこの私自身がかつてやるのをつねとしていたようにも行為しないからである。私は自分が地上のさまざまな事物からすっかり、しかももっとも大きくこの私のものから遠ざかっているのを感じるのだが、そのような私にはたんに眼にしただけでも、それらもろもろのものに堪えられないほどである。そして私はもろもろの事物に対して言うのである、私を歩んでゆくままにさせてほしい、なぜといって、私はおまえのことを心配したり記憶したりしないのだから、おまえは私にとって存在しないにもひとしいのだから、と。私は働くことができない、歩くことができない、立っていることができない、語ることができないのであって、これらすべては私に、無用な、そして世界にとって余計なものののように思われるのだ。
マルティン・ブーバー/田口義弘・訳『忘我の告白』より「カテリーナ・ダ・ジェノーヴァ」)



11時半起床。13時より瞬間的に英作文しつづける。18時の時点でいちど切り上げて生鮮館に買い物に出かける。アパートの住人たちで飲み会をするのだけれどと(…)さんから誘いがあったものの辞退。筋肉を酷使し、夕餉をかっ食らい、20時過ぎよりふたたび瞬間的に英作文しつづける。とちゅうで仮眠をはさみつつ23時前にひととおり区切りがついたので入浴。0時より『フォレスト』を読み始めるつもりだったが、おもての飲み会がまだまだ騒がしかったのと自室のデスクでの作業はなるべく控えたほうがよろしそうな頸椎症の按配からひさびさに薬物市場に出て2時前まで赤ペン片手に黙々と読み進める。288ページ比較級が終わったところまで。出るところまで出たのだからとついでに閉店後の(…)に立ち寄りパンの耳をいただく。これからの季節あしが早くなる一方であるので近くを通りかかることがあったらなるべく回収するようにしたい。店ではひさびさに(…)さんと会った。代行運転の仕事でデリヘル嬢をじぶんの職場にまで送迎することもたびたびあるというので業者名をたずねたら余裕のお得意さんだった。30分ほど店内でだらだら過ごしたのち帰宅。3時より5時前まで作文。「偶景」2つ追加して167枚。「邪道」プラス1枚で計455枚。
平日(すなわち非出勤日)は一日10時間くらい勉強できればと思うのだけれど、計算してみるとどうもぎりぎり達していないらしい。かといってただでさえ残りわずかな執筆時間をこれ以上けずる気にもなれない。ぼうっとしている時間などまったくないと先日書きつけたばかりのところでアレだが、こうやってじぶんの行動を細かく時刻ごとに追いかけてみると、どうも夕食後に30分から1時間程度ゆっくりしてしまうところがあるらしいので、そこをどうにかえいやっとやればたぶん10時間は達成できる。土日祝が使いものにならないことを考えると、タイムリミットまですでに90日を切っているのだ。気持ちばかりがあせってかえって身が入らないみたいな事態だけは避けたい。