「お母さんが心配していたよ。うまくいったかね。」
「ええ、大丈夫、ローリー!」といって、彼女は兄の腕をとり、からだをすりよせた。
「ね、泣いているんじゃないの?」と兄はたずねた。
ローラは首をふった――しかし、泣いていた。
ローリーは妹の肩に腕をまわして「泣くんじゃないよ。」と暖かく、やさしい声でいった。「こわかったのかい?」
「いいえ。」とローラはすすり泣きながらいった。「ただ不思議なの。でもお兄さん……」と彼女はいってから、ちょっと黙って彼の顔を見た。「人生って……」と彼女はどもりながらいった。「人生っていうのは……」
しかし、人生がなんなのか、彼女には説明できなかった。それでもよいのだ。兄はすっかりわかってくれた。
「そうだろうね、ローラ。」とローリーはいった。
(キャサリン・マンスフィールド/崎山正毅・伊沢龍雄・訳「園遊会」)
11時起床。きのう床についたのが6時をまわっていたことを考えるとやたらとさわやかな起き抜けである。洗濯。18時まで発音練習&音読。教材をまたひとつポチる。保険会社に通院先を変更すると報告。クリーニング店でパーカーの引き取り。やはり血痕は落ちなかった。買い物。帰宅。筋トレ。ジョギング。入浴。ふたたび洗濯。そして音読。すべてすませて23時過ぎ。ようやく夕食。酩酊して沈没。
しびれるように生きたいんだ五月雨の情熱が旋律を細くよじりちぎりねじまき・少なくともひとつ、まだひとつの/き/み/の/色/そこにくりひろげられた赤絨毯でやさしく撫でてください。もっと殺されたかった。たくさん。みっともない。聖性のあなたに焼き尽くされたい。困難できみののどはいつもからからだきみのための清水になりたい湧き水のしじまを五臓六腑にたたえたい。あがめよ、あがめよ、きみが遠のく夜のいろりで暖をとるしずけさ。