20130717

11時起床。きのう付けのブログ書く。このクソ暑い昼日中にわざわざ外出。まずは図書館にてひさびさにCD受け取り。Super Car『A』。超絶懐かしい。次いでユニクロへ。ゴムがゆるゆるになっていたりよりによってそこかよという部分が破けていたりする下着ばかりになってきていたので値下がりしていたものばかりを三つ買った。あとついでに部屋着用のステテコも買った。すべて一律500円。それから無印にはしごして七分袖の白シャツを購入。去年の夏、異国で着潰したシャツもたしか七分袖だった。平日昼間の無印良品は生活に清潔感を求める上品な主婦層でほどほどににぎわっていて自室にてワケのわからん羽虫の抜け殻を大量に発見してしまうひげ面にはあまり似つかわしくない。この白々としたオーガニック志向の清潔感は少々苦手である。銀行で大金をおろし、そのまま帰宅するのもなんとなく癪であったというか、本当に一年前のふるまいをなぞるようであるけれどもそわそわして勉強どころではないというか何かと手につかない感じがするのでそうだ、アメリカに行こう、そしてなるべく頭を使わずにすむ馬鹿っぽい漫画でもレンタルしようと思い立って大徳寺店にいったのだけれど、なんか全然漫画とか読みたい気分じゃあないというかけっこうさぶいラインナップだったしもういいやとなってかわりにCDコーナーを実にひさびさにうろついたというかこの支店のCDコーナーをのぞくのは初めてかもしれない。クーポンメールも届いていたことであるしひさびさにまとめてレンタルするかと思ってとりあえずワールドミュージックとクラシックとジャズの棚をのぞいたのだけれど、ワールドはまだいくらかマシと呼べるかもしれないけれどもクラシックとジャズにかんしてはまあひどいラインナップでこんなだったらもういさぎよく棚をつぶしたほうがいいんでないかと思わないでもないというか、しかしそれは結局のところクラシックといいながら現代音楽ばかりを、ジャズといいながらフリーばかりを探してしまうこちらの趣味の問題なのかもしれない。Marcos Valle『Previsao do tempo』『Samba68』/Fela Kuti『Roforofo Fight/Fela Singles』『Fela With Ginger Baker Live!』/Augustus Pablo『East of the River Nile』/King Tubby『Dub Mix Up』/Gil Evans『The Individualism Of Gil Evans』『There Comes A Time』/冨田勲展覧会の絵』/Boredoms『Chocolate Synthesizer』/Jim o'rourke『Tamper』『Insignificance』『I'm Happy, and I'm Singing, and a 1,2,3,4』。こうやってレンタルしたものの一覧をながめてみるとここ二年くらいあまり音楽の趣味が変化していないようにも見えるというか、でもそれはアレか、レンタル店のラインナップの限界によってそう見えるだけのことにすぎないのか案外。あと、『There Comes A Time』ってこれでインポートするのたぶん三度目な気がする。
音楽がすばらしいのは意味と縁を切っているからだろう。すべての芸術は音楽に憧れるっていうのはそういう意味で一理あるわけだけれども、たとえば日本の現代詩とか一時期完全に意味と縁を切ろうとあがいていた時期があるように見えるし、事実、言葉を彫刻や造詣のように扱っていたひとたちもいると思うのだけれどそれっていうのはしかしある意味あこがれの、つまり音楽の土俵にのっかっちゃったみたいなふうにいえなくもないわけで、言葉というものが常に意味との緊張関係において成り立っているものだと、それこそが言葉の戦場であるのだとひらなきなおってそこに新たな、言葉でしか可能でない戦場をきりひらいてみるのがまっとうなやりくちなんではないかと、そういうふうに考えてみるとやはりバルトの偉大さというものが際立つわけであるし、岩田宏とか石原吉郎といった詩人の詩を好むじぶんの趣味もたぶんここにひとつの根拠を認めることができる。
帰宅。筋トレ。夕食。すべりこみで整形外科へ。一時間の待ち時間を、食後ということもあって待合室で寝て過ごし、そうして診察はほんの五分足らずみたいな。アホらし。ふたたび帰宅してから洗濯。延々とCDをインポート。(…)さんから五千円もする鱧寿司をいただいた。祇園祭仕様の商品らしいのだが、激ウマだった。というかこれひとりで食べる分量ではそもそも絶対にないのだけれど、しかし食い意地が張っているものだから結局一気にぺろりとたいらげてしまって、すんごく苦しい。勉強する気にもとうていなれないのでだらだらと別にいまする必要もない調べものをこなしたり、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」をYouTubeで観たりして朝方までだらけた。それからマルコス・ヴァーリがやっぱり大好きだと思った。エルメート・パスコアールとマルコス・ヴァーリを輩出したという時点でブラジルを愛さない理由がもはやない。