20131015

11時半起床。9時半にいちど自然と目が覚めたのだけれど二度寝してしまって腐れ大寝坊。部屋に侵入してきた大家さんから家賃をよこせと催促された記憶もあるのだけれど果たして何時であったのか定かでないというか、前にもいちど書いた記憶があるけれどひとの手によって眠りが中断されてしまうとたとえその時点ですでに存分に惰眠をむさぼっていようがとにかく中断された睡眠の元をとらなければならないという意識が働いて是が非でも二度寝するという方向に意識のかたむいてしまうところがある。いずれにせよ財布のなかには100円ちょっとしか入っていなかったので支払いのしようがあるはずもない。昨夜コンビニをはしごしてはじめて知ったのだけれどコンビニのATMって24時間対応していないみたいでこれなんかすっごくおかしい気がするというか飽食と過剰サービスの国ジャパンってときどきなんでそこはそうなのっておもわずツッコミたくなるくらい理にかなわない不便さがあったりする。
念入りにストレッチをして朝食をとりブログを書くなどして13時半より発音練習&瞬間英作文。小雨の夕方、のこるプログラムをiPodでこなしながら徒歩で郵便局&生鮮館に出かけたのだけれど、道のりの途中にある一戸建ての前に黄色いテープが二本はりわたされていてキープアウトな状態で、警察官がふたり陣取っているその周囲にカメラやマイクを手にした報道陣らしい人影も十人ほど待機の姿勢で道の両側にわかれてそれぞれ腰かけたり壁にもたれたりしていて若干ものものしい感じがしたというかまさか殺人事件ってことはないだろうけれどいったいなにがあったんだろうか。郵便局で五万円おろした。これをいうとけっこう驚かれるのだけれど財布のなかの残金が一万円を切るとちょっと落ち着かなくなるというか別に落ち着かないことはないのだけれどそろそろ金をおろさなきゃという意識の働くところがじぶんにはあって、そういうときたいてい二万円おろすのが常なのでじぶんの財布のなかにはたいていの場合万札が入っていることになる。財布のなかをのぞきこまれるたびになんでそんなにリッチなのとよくたずねられるのだけれど、年齢に0を3つつけた金額を持ち歩くのが男のたしなみ的な馬鹿げた言説をむかしどこかで目にしたことがあるのでそういうことにしておけばよろしいというか、財布のなかの金の話になると手元にあると使ってしまうから持たないようにしている式の言い分をものすごくしょっちゅう耳にするのだけれどアレもちょっとよくわからないというかあればあるだけ使ってしまうみたいな危うさを感じたことがこれまでいちどもないのでみんなそんなにも欲望たぎりまくりなのか、物欲だらけなのか、でもって常日頃から我慢に我慢を重ねているのか、ふところ事情を鑑みて禁欲しているのかと、多少おどろくようなところさえある。
帰宅してから大家さんに家賃の支払いにいったのだけれど、大家さんはこちらが家賃を支払いにいくたびに手みやげになにかしらくれるのが常で、今日にかぎっていうならば、きのう作ったばかりだという野菜とひき肉の煮付けと、りんごと、インスタントのたまごスープと、むかいの家の住人からもらったという阿闍梨餅をひとつくれて、それなので今日の夕飯はそのおかずとたまごスープに玄米と冷や奴と納豆というゴールデントライアングルでさくっと片付けた。むろん食後のデザートとして阿闍梨餅もかっ喰らった。大家さんは最近こちらと顔をあわせるたびに、まあむずかしいことなさっておられるとは思いますけども、あんたまあ、どうぞこれからも気張って書いてください、みたいなことを口にする。それなので今日、ちょっと最近気張りすぎてこんなんなってしまいましたわ、といってためしにTシャツをめくって腰に貼った湿布を見せてみたら、ありゃ!あんたまあ若いのに!えらいことなってしもて!という驚きのリアクションがあり、もういつでもええしどうぞお風呂に入って、あのー追い炊きのスイッチ押したらいつでもあったかくなるさかいに、どうぞゆっくり浸かって、そんでお風呂からあがったところで湿布貼ったらようきくさかい、どうぞいつまで入ってください、とあった。労働を終えて帰宅するとたびたび今日landladyに話しかけられたわと(…)から報告があったものだけれど、いちどlandladyの、じゃなかった、そのころにはたぶんもうミス(…)と大家さんのことを呼んでいた気がするけれどもとにかく彼女の言わんとしていることがわたし完全に聞き取れたわと(…)が興奮して語ったことがあって、大家さんが(…)に話しかけるとしたらまずいつでもかまわないのでどうぞシャワーを浴びてください的なアレでしかないと思うのだけれど、で、じっさい(…)が聞き取ることのできた言葉というのが何であったのかとたずねてみると、(…) hotel, shower kudasaiとあった。このときは本当に大笑いした。
起きたのが遅く夕飯も控えめにすませたその甲斐あってか食後の眠気もそれほど感じなかったために仮眠はとらないことにして(…)に出かけたのがたしか19時前で、そこから二時間ほどかけてとりあえずたまっていた抜き書きを片付けた。それからブログを書き記し、「偶景」をいくつか彫刻した。227枚。(…)さんから(…)ちゃんちの近くでなんか殺人事件あったやろと問われたので、まさかと思って今日買い物にでかける途中で見かけた例のものものしい光景について説明してみたところ、新聞に載っていたはずやよという応答があり、店にあった京都新聞の夕刊を手に取ってぱらぱらとめくってみると該当記事が掲載されていて、まさにそのとおりだったのでびっくりした。ちょうどひと月ほど前であったと思うけれど全国ニュースでも大々的に報道された(らしい)殺人事件が京都であって、その被害者というのが(…)さんの知人であったらしく、(…)さんはほかにもやはり数年前に全国ニュースになった事故の被害者が知人であったりして、ほかにも過去に起こった大きな事件の被害者がどういうわけかじぶんの周囲に集まりやすいみたいなアレでじぶんのことを呪われていると信じこんでいる節がわりとけっこう本気であるのだけれど、これで今度のこの事件についても知ったら、じぶんの部下の近所で発生した事件という間遠さをもじぶんの周囲というくくりにいれてしまってますます思い込みを強くしてしまうんでないかという気がしないでもない。
23時半に店をあとにし、帰宅してから鮭とかぼちゃと芋をタジン鍋で蒸して食べた。それからシャワーを浴びて腰を中心に念入りにストレッチをした。読書をするか英語を勉強するか、あるいはもう少しブログに今日考えたことを書きたすつもりだったのが、だらだらと小一時間ほどネットに溺れてしまったせいですべてお釈迦になってしまった。南無。