20131104

 聖トマスによる「大罪」の定義は、潜在的にいって論理階型分類(ロジカルタイピング)に匹敵するほどの洗練をみせていた。大罪とは、「目的因のごとく」、それを犯すことが他の者たちにさらにその同じ罪を犯させるような罪をさす。
グレゴリー・ベイトソン+メアリー・キャサリンベイトソン星川淳吉福伸逸・訳『天使のおそれ』より「序」)



6時半起床。8時より12時間の奴隷労働。じぶんの好きなひとが運び屋であることを知って号泣する女の話を聞いて、そのシチュエーションに号泣するという選択肢があることに驚いた。帰宅後ジョギング。シャワーを浴びて酩酊してニーナ・シモンを聴いたら(…)さんの顔が最初に浮かんだ。愛情は主体のなかに常にくすぶっていて、具合のよい(憑依・投影)対象を前にするとうずいてゆらめき、自らの支配圏を主体に知らしめるにいたる。そういうことなのかもしれない。飯を食って寝た。