20230831

 正午起床。来週から授業がはじまるし、先学期とはちがって午前中の授業が三つもあるので、ぼちぼち生活リズムをたてなおしていく必要がある。早起きするのはマジで嫌いであるというか体質に絶対に合っていないのだが、まあこればかりは文句を言っていてもはじまらない。来週からは1時就寝&8時起床くらいのペースでやっていかなければ。地獄やな。
 歯磨きしながらニュースをチェック。トースト二枚の食事をとり、食後のコーヒーを飲みながら、きのうづけの記事の続きを書いて投稿。ウェブ各所を巡回し、2022年8月31日づけの記事を読み返し、2013年8月31日づけの記事を「×××たちが塩の柱になるとき」に再掲。作業の途中、新二年生の(…)くんから微信。(抖音ではなく、VPNを噛ませてやっている)TikTokで、よくわからないコメントがついたので意味を教えてほしいというのだが、チェックしてみたところ、たぶんバカな小学生か中学生なのではないか、好きなアニメを編集して投稿した(…)くんに対して、最近おなじ動画を再投稿しているやつばかりがいるみたいな内容をてにをはのあやしいボロボロの文章でコメントしていて(しかし間違え方から察して日本人であることはほぼ間違いない)、(…)くんはもちろんそんなことをしていないというのだが、まあきわめてどうでもいい、そんなもん放っておけばいいだろという話であるのだが、たぶん日本人との交流を求めているからなのだろう、(…)くんは結局その子もフォローしたというし、それでいえばきのうづけの記事に書き忘れていたが、彼はTikTok兵庫県在住の女子中学生と友達になったらしく、来年インターンシップで日本をおとずれることがあればきっと会って遊ぶと言うのだが、たとえ下心がなかったとしてもいい年をした男が面識のない女子中学生と会うのはあかんやろという話であるし、そもそもいまこの状況で日本へのインターンシップが継続されるかというとそれもあやしい話だ。彼のようにそんなのはどうでもいいから日本に行きたいと考える人物もある程度はいるだろうが、そもそも中国側の人材派遣会社が世間体をおもんばかって事業を一時中断することも十分考えられるのではないか。それでいえば、日本への団体旅行もすでにキャンセルが出はじめているというし、航空便の増加&航空費用の減少という見込みもこれで一気にあやしくなったわけで、冬休みは結局こっちで過ごすことになりそうだ。
 もうひとつ書き忘れていたこと。他の学科に移動することになったクラスメイトはいるかと昨日たずねたのだった。三人いるとのこと。ひとりは(…)くんで、彼は農学部に移動する。もともと日本語はまったく勉強していなかった子であるので、これはよい判断であるなと思ったのだが、彼はどこの学部に転じたところできっと勉強しない、ただゲームをするだけだと(…)くんはいう。農学部を選んだのは「易しいから」で、それでいえば、彼らの一学年上の(…)くんもやはり二年に進級する際に農学部(土木学部だったかもしれない)に移動したのであったし、東院の卒業生である(…)くんも競争率の激しさを厭うて専攻を日本語から農学に変更して大学院試験を受けたのだった。他学部に移動するほかのふたりについて、女子学生であるのだが具体的にだれであるかは忘れてしまったと(…)くんはいった。逆に、よそから日本語学科に移動してくる学生はひとりいるとのこと。

 今日づけの記事もここまで書くと時刻は15時過ぎだった。授業準備にとりかかる。(…)くんからまたメシの誘いがあったが、さすがに毎日はだるいので、これは断った。その(…)くんからテーマスピーチの原稿が送られてきたので確認したのだが、これがなかなかひどい代物だった。(…)くんは自分の日本語能力にかなり自信をもっていることが日頃の言動からうかがえるのだが、日本語とは関係のないそもそもの作文能力がかなりまずいというか、文章の読み書きにまるで慣れていない人間に典型的な構成力の欠落があらわで、それは作文コンクール用の原稿でもやはりそうであったのだが、余裕ぶってほかの参加者らにくらべて原稿を書きあげるのも遅かったという点もふくめてこのあたりで刺すべき釘を刺したほうがいいなと思われたので、かなり強めにダメ出ししておいた。つまり、構成はぐだぐだであり、かつ、内容もきわめて凡庸であることを指摘したうえで、この原稿であればコンテスト本番で受賞することはまず不可能であるという旨を伝えたのだ。(…)くんは(…)先生の指示でこうなったのだといったが、これはなかなか苦しい弁明だなという印象。彼はやっぱり自身の日本語能力にプライドがあるのだろう。作文コンクールの原稿がテーマにまったく即していなかったことを指摘したとき、テーマの説明をそもそもちゃんと読んでいなかったからという弁明があったわけだが、あれもいまおもえばただの苦しい言い訳で、おそらくマジでテーマに即して書くとか構成を整えるとかそういうもろもろの能力が欠けているのだと思う。それでいうと、日本語能力こそそれほど高くないとはいえ、文学青年である(…)くんの作文の構成が毎回しっかりしているのも納得だ。
 メシをこしらえて食う。浴室でシャワーを浴び、ストレッチをし、授業準備の続きを進める。10月分の教案もすべて片付いた。授業準備もめんどうくさくなってきたし、そろそろ執筆再開しようかな。
 懸垂し、プロテインを飲み、冷食の餃子を食し、歯磨きをすませてからベッドに移動して就寝。