20230911

“I’ll remember it if I don’t forget it,”
(Flannery O’Connor “Greenleaf”)



 10時起床。歯磨きしながらニュースをチェック。第五食堂で朝昼兼用のメシを打包。食後、コーヒーを飲みながらきのうづけの記事の続きを書いて投稿し、ウェブ各所を巡回し、2022年9月11日づけの記事を読み返す。

 明日の授業に備えて配布資料を印刷する。それから日語会話(一)第5課の教案を詰める。これは思いのほかはやく片付いた。
 時刻は15時過ぎだった。夕飯にはまだはやかったので、『蜜のように甘く』(イーディス・パールマン/古尾美登里・訳)の続きを読んだ。きのうの「初心」に続けて、「夢の子どもたち」「お城四号」「石」「従妹のジェイミー」と読んだ。「夢の子どもたち」は「初心」と同様すばらしかった。めちゃくちゃすばらしかったと言ってもいい。この二作に関しては映像との相性もよいと思う(才能あるひとの手によって映画化されるといい)。「石」と「従妹のジェイミー」はまずまず。「お城四号」はこのページ数でこの人数を扱うのであればもう少し別の方法があるのではと疑問をもった。短編にもかかわらず登場人物の多い作品はこちらの好みであるが(というより情報密度でカチカチになったような文章が好きなのだが)、この作品はページ数のわりに登場人物は多いものの、それらの登場人物がおおきく三つか四つの「場」に割り当てられてしまっているために、けっこうたやすく整理がついてしまう。そういうふうにするのであれば、もうちょっとページ数を増やしてのんびりだらだらと書いたほうがおもしろくなるだろうし、逆にこのページ数とこの人数にこだわるのであれば、もっと整理のつきにくい、読み手に負荷をかけるような、情報量の多い文章で書いたほうがいいだろう。
 夕飯は第五食堂で打包。シャワーを浴び、ストレッチをし、明日の授業では教科書が必要かという(…)さんの質問に必要ないと答える。そうして21時から22時半まで「実弾(仮)」第四稿を軽く執筆。シーン41を半分ほど。プラス11枚で計783/1040枚。『小説の誕生』(保坂和志)の続きを読み進めて就寝。