「神経症的近世主体」とは、勤勉による未来の利益の獲得という、引き延ばされた享楽を求めて、勤勉する主体の構造をさし、その「倒錯的変容」とは、この引き延ばし戦略を否定して、あらかじめすべての享楽が可能であると想定し、神に帰依することへ変容することをさす。すべての宗教は、神という、絶対的に享楽を与えることが可能な存在をもつため、倒錯的構造をもっている。
（樫村愛子『「心理学化する社会」の臨床社会学』より「新宗教の女性教祖と日本近代国家」 p.373-374）
- 9時半起床。首の寝違えがまた悪化していた。なんでや！ きのう回復の傾向見えたやんけ！ モーメンツをのぞくと、二年生の（…）さんが恋人らしい女の子とキスしている写真を投稿していたので、その手の投稿を目にするたびにコメント欄を荒らすというこちらの習慣に即し、「恋愛するな！ 勉強しろ！ 恋愛するな！ 勉強しろ！……」という十数行にわたる呪いのお経を投稿しておいた。（…）さん、やっぱり同性愛者だったか。一年生のときに（…）さんの（彼氏ではなく）彼女がうんぬんとルームメイトらが口にしたことがあったし、髪がほかの女子にくらべてやや短く、冬場になるとけっこうクールな黒の革ジャンを着用していたりするので、たぶんそうなんだろうなと思っていた（しかし二年生になってからは以前よりもフェミニンな印象を受けるようになっていた）。おなじ同性愛者ではやっぱりゲイのほうがわかりやすいなァ。
- 朝昼兼用でトースト二枚食す。きのうづけの記事の続きを書いて投稿し、ウェブ各所を巡回し、一年前と十年前の日記を読み返す。
- 12時半から授業準備。日語会話（一）の第5課＆第6課の修正案をチェック。そのまま第7課も確認。双方ともに学習委員に送信して印刷依頼。日語基礎写作（一）の成績および期末テストに関する説明用の資料も作成。期末テストは一年前にオンライン授業でやったものとおなじものをする予定（常体と敬体の変換作業および過去形と非過去形の変換作業）。さらに日語会話（三）の成績および期末テストに関する説明用の資料も作成。すべて終えると15時半。これで今学期はほぼ終わったようなものだ。あとは日語会話（一）の授業を毎週直前に詰めるだけで問題なし。気分は半分冬休みだ。
- 途中、一年生1班の（…）さんから微信。グラウンドでバドミントンをしているからいっしょに遊ばないか、と。ぎっくり腰の設定なので断る。しかし彼女からの誘いを断るのはこれで二度目であるし、1班にはめずらしくやる気まんまんの学生であるので、今学期中に必ず一度はいっしょに遊びましょうと約束。
- カレー作る。たまねぎをみじんぎりにして事前にしっかり弱火で炒めたのがよかったのか、きのうよりずっとうまい仕上がりになる。食後は20分ほど寝る。
- シャワーを浴び、20時半から「実弾（仮）」第五稿執筆。シーン4を再確認。ここは問題なし。そのままシーン5も詰める。ここは問題あり。第一稿から第三稿までひっぱりだして加筆をこころみる。
- 夜食はまたカレー。残ったものはサランラップして冷蔵庫で保存。ベッドに移動後は『ヴァリス』（フィリップ・K・ディック／山形浩生訳）の続き。「アメリカの夜」（阿部和重）における語り手の分裂という仕掛けの元ネタはこれだったのかな。
- 今日は『cure』（re:plus）と『Financial Glam』（Jar Moff）と 『Transformer』（Lou Reed）をききかえした。あと、『Columbo』（Bruno Major）と『What a Wonderful World』（Jake Sherman）と『GOLDEN DAYS』（Mamas Gun）をきいた。
