20231209

And suddenly, for one awful moment, she nearly giggled. Not, of course, that she felt in the least like giggling. It must have been habit. 
(Katherine Mansfield, The Daughters of the Late Colonel)


  • 11時前起床。ずいぶんぐっすり寝た。きのう昼寝をしていなかったからだろう。(…)先生から朝早く返信が届いていたので(連絡先を学生に教えてもよしとする許可だ)、(…)くんに(…)先生の連絡先を伝えた。
  • トーストとヨーグルトの食事をとり、食後のコーヒーを飲みながらきのうづけの記事の続きを長々と書き記した。投稿し、ウェブ各所を巡回し、一年前と十年前の記事を読み返した。以下は2013年12月9日づけの記事より。

 先に私は、原因を認識するということと責任を追求することとを区別すべきだといいました。というのは、これを区別しないために、責任をまぬかれるために認識を避けるという傾向が出てくるからです。戦争責任の問題にかんして、そのようなことが起こっています。「責任」をいわれると、事実そのものを否認する人たちがおり、一方、「責任」をいう人たちは、ただ一面的に道徳的で、「原因」を問おうとしない。
柄谷行人『倫理21』)

  • 15時半から授業準備。日語会話(一)の第8課を先週の反省を踏まえて一部詰めなおす。第9課も先学期の反省を踏まえて配布資料および視聴覚教材を一部修正。17時になったところでいったん中断し、第五食堂でメシを打包したのだが、またしても(…)先生を見かけた。彼女もこちらと同様、ほぼ毎日第五食堂の二階でメシを打包しているのだが(そして店をおとずれる時間帯もほぼおなじなのだが)、やっぱり離婚でもしたのかもしれない。今学期から突然寮に移ってきたのも妙であるし、メシにしたっていつもじぶんの分だけ持ち帰っている。
  • 食後はいったんベッドに移動したが、たっぷり眠ってあったので仮眠はとらず、そのまま授業準備の続きにとりかかった。無事片付けたところでシャワーを浴び、一年生の学習委員ふたりにそれぞれ印刷用の資料を送った。2班の学習委員である(…)さんからは先日の団体活動の際に撮影したこちらの写真が送られてきた。
  • 三年生の(…)さんからも微信。また散歩の誘いかなと思ったが、故郷江西省の料理動画へのリンクだった。軽く雑談する。
  • ソファに移動し、『ヴァリス』(フィリップ・K・ディック山形浩生訳)の続き。序盤はそんなでもなかったのだが、半分ほど読み進めたところで、SFらしい——といえるかどうかはわからないが——設定(アイディア)があきらかにされ、あ、これはちょっとおもしろいかも、と腰を入れて読むかまえができた。たぶんさんざん言い尽くされている感想だと思うのだが、ちょっとデヴィッド・リンチっぽい。夜食のラーメンを食ったあともベッドで書見。